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全般性不安障害(不安神経症)の症状・診断・治療

全般性不安障害(不安神経症)の症状・診断・治療

概要

全般性不安障害とは、毎日の生活の中で漠然とした不安を抱えていて、心配な感情に振り回されている状態をいいます。

「ただの心配性」「他人よりも神経質」では片付けられないほど不安を抱えており、その感情をうまくコントロールできないために本人は苦しんでいるものの、あまり周りに理解されないことがあります。

他人が受け流せてしまうような些細なことでも気に留めてしまい、どんどん悪い方向に考えることが止められず、不安な感情が生活の中心になってしまいます。

原因

明確な原因があるわけではなく、遺伝的要因や幼少期の家庭環境、仕事や学校などの社会生活、健康障害、地震などの災害など、あらゆることが要因となって発症すると考えられています。

不安の対象

「全般性」という言葉が示している通り、周りの全てのことに対して、特に根拠もなく不安に思えてしまいます。

たとえば、テレビで交通事故のニュースを観たとき、通常であれば「自分も気をつけよう」と注意するくらいですが、全般性不安障害の方は「車に乗ることを止めよう」「そもそも外出を控えよう」「今こうしてる間にも家族が事故に遭っているかも」など、不安の思考が悪循環に陥ってしまい、その考えを断ち切ることが困難になります。

一方で、人前で緊張してしまう社交不安障害や満員電車で発作を起こしてしまうパニック障害など、特定の理由があげられること他の不安障害とは異なります。

心配性とは異なる

危険を察知するために、もともと人には危険を察知する能力が備わっていますが、全般性不安障害の方は生活の至るところに危険が潜んでいると感じられ、自分ではどうすることもできない事柄についても無意識に回避する行動をとってしまいます。

次第に心配や不安をコントロールできなくなり、行動できることに制限が設けられてしまい、仕事や学業へ影響が及ぶと普段通りの生活を送れなくなります。

不安を振り払うためには想像以上に大変な労力を要しますが、心配性や神経質など性格の一部としてには収まりきらず、周囲の理解や医療機関での治療を必要とします。

症状

全般性不安障害の症状には、大きく分けて身体症状と精神症状があります。さらに、身体症状は自律神経の乱れによる症状と、筋肉の緊張による症状に分けられます。

身体症状

自律神経症状

精神的に緊張しているため臨戦態勢である交感神経が優位になり、それまで保たれていた交感神経と副交感神経のバランスが崩れてしまうことで自律神経が乱れ、以下のようなさまざまな症状が現れます。

疲労感

過呼吸

手の震え

発汗、動悸

吐き気、腹痛、下痢

めまい

筋緊張による症状

常に気を張り詰めているため、全身の筋肉が緊張した状態であり、肩こりやそこから波及して頭痛をきたしたりします。

筋肉の緊張

頭痛

肩こり

腰痛

精神症状

いろいろなことにアンテナを張っているため、精神的に穏やかに過ごせずソワソワしたり集中力が続きません。また、さまざまなことに対して反応したり動揺してしまうので、すぐにエネルギーが枯渇してしまい、疲れやすくなったり良質な睡眠が得られなかったりすることもあります。

過度の緊張

落ち着きのなさ

怒りっぽさ

集中力の低下

不眠

そのほかにも、うつ病やパニック障害、アルコール依存症など、ほかの精神疾患を合併することもあります。

診断・検査

客観的に評価できる検査がなく、また他の精神疾患でも似たような症状がみられるため、全般性不安障害の定義のように「漠然」としていて特徴がないことが、特徴そのものでもあります。

ほかの病気などが原因ではなく、過剰な不安や心配が存在し、その制御ができないために心身の不調がみられ、本人が苦痛に感じていて日常生活に支障をきたしていることで診断ができます。

具体的には、以下の通りです。

  • 過剰な心配と不安がある
  • 複数の活動や出来事に関係している
  • 6カ月以上にわたって、過剰な心配と不安がある日数が、ない日数を上回っている
  • さらに、次の症状のうち3つ以上を満たしている

落ち着きのなさ

疲れやすさ

集中力の低下

怒りっぽさ

肩こりなどの筋緊張

不眠

治療

薬物療法

全般性不安障害の治療では、大きく分けて抗うつ薬と抗不安薬の2種類を使います。

抗うつ薬

抗うつ薬のなかでも、脳内のセロトニンという物質を改善させるためのSSRI(選択的セロトニン再取り込み阻害薬)やSNRI(選択的セロトニン再取り込み阻害薬)が有効です。

抗うつ薬は、投与開始から効果を実感できるまで、数週間ほど時間を要します。

抗不安薬

抗うつ薬の効果発現までの間、すばやく不安症状を和らげてくれる抗不安薬を併用することがあります。

ベンゾジアゼピン系薬剤を長期間服用すると依存や耐性を形成してしまうため、通常は短期間だけ使用することが望ましいです。

抗うつ薬による治療効果が確認できたら、徐々に抗不安薬を減らしていって、最終的には中止できるように調整します。

認知行動療法

全般性不安障害は考えに特徴があるため、認知行動療法が効果的であるとされています。

主に、以下を試みます。

  • 考え方のどこに歪みがあるかを認識する
  • 歪んだ考え方や生じる感情を制御できるようにする
  • 起こした行動の変化が正しい方向に向かっているか定期的に確認する

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