はい。現在服用しているお薬の増量・減量・中止について、オンライン診療の診察時に医師へご相談いただけます。「十分な効果を感じない」「副作用が気になる」「症状が安定したので減らしたい」「長期間服用していることが心配」など、相談したい理由を問診票へ入力し、診察時に医師へ直接お伝えください。
ただし、増量・減量・中止が適切かどうかは、患者様の希望だけで決まるものではありません。医師が、現在の症状、これまでの治療経過、服用しているお薬の種類・用量・期間、効果や副作用、残薬数、ほかのお薬との重複や飲み合わせなどを確認し、医学的な必要性と安全性を踏まえて判断します。
自己判断で増量・減量・中止しないでください
お薬の効果を感じにくい場合でも、自己判断で1回に服用する量や1日の服用回数を増やさないでください。処方された量を超えて服用すると、強い眠気、ふらつき、意識への影響などの副作用が生じる可能性があります。また、飲み忘れた分をまとめて服用したり、以前に処方されて残っているお薬を追加したりすることも避けてください。
症状が改善した場合や副作用が心配な場合でも、自己判断で服用量を減らしたり、急に服用を中止したりしないでください。お薬の種類や服用期間によっては、急な減量や中止によって、もとの症状が悪化するだけでなく、離脱症状や中断後の症状が現れることがあります。安全に減量・中止するには、患者様の状態を確認しながら、医師の指示に従って進めることが重要です。
睡眠薬・抗不安薬の急な中止には注意が必要です
一部の睡眠薬や抗不安薬などのベンゾジアゼピン受容体作動薬は、承認された用量の範囲内で服用していても、長期間の使用によって身体依存が形成されることがあります。このようなお薬を急に減量・中止すると、不眠、不安、焦燥感、頭痛、吐き気・嘔吐、振戦、せん妄、けいれん発作などの離脱症状が現れる場合があります。
服用をやめたいと考えている場合は、現在のお薬を急に中止せず、診察時に医師へご相談ください。減量の方法や期間は、服用しているお薬、用量、服用期間、併用薬、現在の症状、過去に減量・中止した際の反応などによって異なります。すべての患者様に共通する減量幅やスケジュールがあるわけではなく、医師が個別に判断します。
抗うつ薬なども急に中止しないでください
抗うつ薬などについても、急な減量や中止によって、めまい、吐き気、不眠、不安、感覚の異常などの症状が現れる場合があります。また、減量・中止後に調子が悪くなった場合、それがお薬の中断に伴う症状なのか、治療していた病気の再燃なのかを、患者様ご自身だけで判断することは困難です。
服用を中止したい理由がある場合は、その理由と現在の体調を医師へお伝えください。副作用が心配な場合、妊娠を希望している場合、妊娠・授乳が判明した場合、ほかの医療機関から新しいお薬が処方された場合なども、自己判断で中止せず、医師または薬剤師へご相談ください。
診察時にお伝えいただきたいこと
増量・減量・中止について相談する際は、最新のお薬手帳をご準備ください。お薬手帳がない場合は、薬袋、調剤明細書、処方箋の控え、お薬の名称や服用方法を確認できるアプリ画面などをご用意ください。
診察時には、お薬の名称、1回の服用量、1日の服用回数、服用を始めた時期、実際の服用状況、現在の残薬数、効果、副作用を医師へお伝えください。過去にお薬を減らしたり中止したりした際に、眠れない、不安が強くなった、気分が悪くなったなどの変化があった場合も、重要な判断材料となるため、できる限り具体的にお知らせください。
診察後に変更を希望する場合は再診が必要になることがあります
診察終了後に、お薬の増量・減量・中止を希望されても、お問い合わせフォーム、メール、LINE、チャットなどの連絡だけで処方内容を変更することはできません。服用量や服用方法の変更には、患者様の状態を確認したうえでの医学的な判断が必要です。そのため、内容によっては改めて診察を受けていただくことがあります。
薬局の薬剤師も、患者様の希望だけで処方されたお薬の用量や日数を変更することはできません。ただし、飲み方、副作用、飲み合わせ、服用上の注意点については薬剤師にもご相談いただけます。処方内容の変更が必要と判断された場合は、薬局から処方医へ確認が行われることがあります。
すでに自己判断で変更している場合
すでにご自身の判断で服用量や回数を変更したり、服用を中止したりしている場合は、その事実を伏せずに医師へお伝えください。いつから、どのお薬を、どの程度変更したか、その後にどのような症状が現れたかを確認することが、安全な治療方針を検討するうえで重要です。
減量・中止後に、けいれん、意識がもうろうとする、呼びかけへの反応が低下する、強い混乱、急な呼吸困難などがある場合は、次回のオンライン診療を待たず、119番へ連絡するか、お近くの救急医療機関を受診してください。判断に迷う場合も、自己判断でお薬を再開・追加するのではなく、医師または薬剤師へご相談ください。