はい。診察の結果、医師がオンライン診療での対応を続けることは適切でないと判断した場合は、診察を途中で終了し、お住まいの近くにある精神科・心療内科など、対面診療が可能なクリニックの受診をお願いいたします。
オンライン診療を途中で終了した場合でも、医師による診察およびオンライン診療システムの利用が行われているため、診察費用とオンライン診療システム利用料が発生します。診断が確定しなかった場合、お薬が処方されなかった場合、診断書などの書類が発行されなかった場合も、無料にはなりません。患者様の安全を確保するための判断となりますので、あらかじめご了承ください。
対面診療をご案内する理由
オンライン診療では、映像と音声を通して患者様の状態を確認しますが、対面診療のような触診、聴診、採血、画像検査、詳細な身体所見の確認などはできません。そのため、オンライン診療だけでは症状の原因や重症度を十分に判断できない場合や、身体疾患の可能性を含め、対面での診察や検査が必要と考えられる場合には、オンライン診療を終了して対面診療をご案内します。
また、症状が強い場合、症状が急激に悪化している場合、オンライン上で十分な意思疎通や安全確認ができない場合、ご自身や周囲の方の安全を保つことが難しい場合なども、オンライン診療を継続できないことがあります。対面診療が必要かどうかは病名だけで一律に決まるものではなく、現在の症状、これまでの経過、既往歴、服薬状況、生活状況、診察時の状態などを医師が総合的に確認して判断します。
オンライン診療を予約できた場合でも、オンラインだけで診断、処方、書類発行、治療を完結できることを保証するものではありません。診察の結果として対面診療をご案内することは、診察を行わなかったことや、診療を一方的に拒否したことを意味するものではなく、オンライン診療で確認できる範囲を医師が評価した結果、安全で適切な医療を受けていただくために必要と判断した対応です。
お近くのクリニックへご相談ください
オンライン診療を実施している医療機関の診察で対面診療が必要と判断された場合は、原則として、患者様ご自身でお住まいの近くにある精神科・心療内科などのクリニックをお探しいただき、受診についてご相談ください。
オンライン診療を実施している医療機関では、対面診療の予約代行や、特定の医療機関での受け入れの確約は行っておりません。また、対面診療をご案内した場合でも、案内先で希望する診断、処方、診断書などの書類発行を受けられることを保証するものではありません。対面診療を担当する医師が、改めて患者様の状態を診察して判断します。
受診前に、希望するクリニックの診療時間、初診の受付方法、予約の要否、紹介状が必要かどうかなどをご確認ください。厚生労働省も、オンライン診療では医師の判断により、速やかな対面受診が必要になることがあるため、できるだけお住まいの近くにある医療機関を選ぶことを案内しています。
お近くの医療機関は、厚生労働省の「医療情報ネット」から、地域や診療科を指定して検索できます。ただし、検索結果に表示された医療機関が現在も初診を受け付けているとは限りません。受診前に各医療機関の公式サイトを確認するか、医療機関へ直接お問い合わせください。
診察を途中で終了した場合の費用
医師がオンライン診療を開始し、症状、治療歴、服薬状況、受診環境などを確認したうえで対面診療が必要と判断した場合は、診察の途中で終了した場合でも、診察費用とオンライン診療システム利用料が発生します。
自己負担割合が3割の場合、診察代とオンライン診療システム利用料を合わせた費用の目安は、以下のとおりです。
- 初診:5,400円前後(税込)
- 再診:2,900円前後(税込)
上記は自己負担割合が3割の場合の目安です。実際の金額は、保険の自己負担割合、診療内容、処方や処置の有無などによって前後する場合があります。診断書などの書類を発行する場合は別途書類発行費用がかかります。また、お薬が処方された場合の調剤費用や配送費用などは、オンライン診療の費用とは別に薬局へお支払いいただきます。
診断名が確定しなかった場合、お薬が処方されなかった場合、希望していた診断書が発行されなかった場合、対面診療を案内されて診察が途中で終了した場合であっても、医師による診察とオンライン診療システムの利用が行われているため、費用は発生します。予約および問診回答を行う前に、必ずこの点をご確認ください。
通信状況や受診環境によって中止する場合
映像や音声が繰り返し途切れる、患者様の表情や受け答えを十分に確認できない、患者様ご本人であることを確認できないなど、診察に必要な情報を得られない場合も、オンライン診療を中止することがあります。
また、屋外、移動中、運転中、騒がしい場所、周囲に診察内容を聞かれる場所など、安全性やプライバシーを確保できない環境では、診察を継続できない場合があります。オンライン診療を受ける前に、端末のカメラとマイク、インターネット接続、充電状況を確認し、周囲に会話を聞かれない静かで安全な場所をご準備ください。
患者様側の通信環境や受診場所が原因でオンライン診療を継続できなかった場合も、すでに医師による診察が開始されているときは、費用が発生します。接続できなかった場合や診察開始前の通信トラブルとは取り扱いが異なる場合があるため、診察開始後に問題が発生した場合は、医師やサポート窓口からの案内をご確認ください。
緊急性が高い場合
緊急性が高いと医師が判断した場合は、通常のクリニックへの相談ではなく、119番への連絡や救急医療機関の受診をご案内することがあります。オンライン診療の受診前または診察中に症状が急激に悪化した場合は、オンライン診療の終了を待たず、救急対応を優先してください。
厚生労働省は、緊急を要する症状などにより医師がオンライン診療を行うことが適切でないと判断した場合は、オンライン診療を中止し、速やかに対面診療へ切り替えることを案内しています。オンライン診療の途中で対面診療をご案内することは、患者様の安全を守るために必要な医学的判断です。