限局性恐怖症【先端恐怖症を例に】(症状・治療・オンライン診療) ウィーミート院長ベトリッジ クリス先生精神科医 更新日 2025/05/18 限局性恐怖症の診察予約〜お薬の処方がオンライン完結で可能なクリニックWeMeet(ウィーミート)。保険適用・24時間簡単予約・最短当日診療。本記事で紹介する症状でお悩みの方に、先端恐怖症を例に、限局性恐怖症の治療法・オンライン診療についてご紹介します。 目次先端恐怖症とは限局性恐怖症とは限局性恐怖症の症状限局性恐怖症(または先端恐怖症)は病気?病院に行く基準とは限局性恐怖症の治療限局性恐怖症(先端恐怖症)のオンライン診療オンライン診療について 先端恐怖症とは 先端恐怖症(尖端恐怖症)とは、針やピンなど先端が尖ったものが視界に入ると、それらが目に向かってくるような錯覚を感じ、強い恐怖や吐き気などの身体的症状を生じる障害です。 先端恐怖症は限局性恐怖症の代表例としても知られます。 限局性恐怖症とは 限局性恐怖症は不安障害の一つで、特定の対象や状況に対して強い恐怖を感じる疾患の総称です。 代表的な限局性恐怖症 動物恐怖症 高所恐怖症 雷恐怖症/雷鳴恐怖症 閉所恐怖症 先端恐怖症 嘔吐恐怖症 分類のタイプ 動物型(虫を含む) 自然環境型(高所、嵐、水など) 血液・注射・外傷型 状況型(飛行機、エレベーター、閉所、トンネルなど) その他(窒息、嘔吐など) パニック障害・広場恐怖症との違い パニック障害はパニック発作(場所や時間に関係なく、動悸や息苦しさ、めまいなどの強い身体症状が突然生じて短時間(5〜20分程度)で治まる発作的な状態)が特徴的で、限局性恐怖症とは異なります。また、「逃げ場のないこと」に対する不安がある場合は限局性恐怖症ではなく広場恐怖症と診断されることが一般的です。 社交不安障害との違い 「他者からの否定的な評価」に対する不安がある場合は社交不安障害と診断されることが一般的です。 限局性恐怖症の症状 即時に生じる過剰な恐怖や不安 予期不安(不安が起きることに対する不安) 回避行動(恐怖刺激を積極的に避ける行動) 身体的症状(吐き気、めまいなど) 限局性恐怖症(または先端恐怖症)は病気?病院に行く基準とは 日常生活に影響が小さい場合、必ずしも医療機関を受診する必要はありません。 しかし、エレベーター恐怖症など、限局性恐怖症が日常生活に大きな支障をきたす場合には医療機関の受診を検討しましょう。 先端恐怖症でも、注射に対して恐怖があり、病院で注射を受けることなどに支障がある場合は受診して問題ありません。 特に次の場合に限局性恐怖症と診断される傾向にあります。 強い恐怖・不安が6カ月以上継続 特定の状況または対象に関連している 対象に遭遇するとすぐに症状が現れる 対象を回避する行動がある 実際の危険性と不釣り合いな反応 重大な苦痛や生活支障がある 限局性恐怖症の治療 薬物療法 抗不安薬(精神安定剤) 抗不安薬(精神安定剤)は、不安や緊張を和らげるお薬です。催眠、筋弛緩などの作用も持ち、震えなどの身体的症状にも効果があります。また、作用時間によって短時間型〜超長時間型の分類があります。これらの作用の種類・時間・強さによって適切なお薬が処方されます。 ただし、抗不安薬は依存性が高く耐性がつきやすいため、他のお薬や非薬物療法とともに一時的に症状を和らげる目的で使われる傾向にあります。 限局性恐怖症の治療では、特定のケースで一時的に不安を和らげたい場合に処方される場合がありますが、抗不安薬による根本的治療は不可能です。 非薬物療法 限局性恐怖症の非薬物療法では、曝露療法(認知行動療法の一つ)が効果的な治療法です。 医師や心理士が患者さんに対して、恐怖刺激と関連する状況に自分が身を置いている様子を想像するように指示し、徐々に慣れていく療法です。 例えば先端恐怖症では、次のようなステップで治療が進行します。 段階1: 診療所を訪れる/診療所のそばを歩く 段階2: 採血予定なしで診察室に座る 段階3: 針を皮膚の近くまで持ってくる 最終段階: 実際に採血を受ける 限局性恐怖症(先端恐怖症)のオンライン診療 限局性恐怖症(先端恐怖症を含む)はオンライン診療で治療が一部可能です。 オンライン診療では上に挙げた「診療所を訪れる」〜「採血を受ける」のステップを実際に取ることはできませんが、オンラインでの認知行動療法や、抗不安薬の処方は可能です。WeMeetでも症状に対応しています。 特に次のような方にとって選択肢の一つとなります。 ・病院でうまく話せるか不安な方・通院時間や予約を取るのが難しい方・周囲の人に通院を知られたくない方・回避行動で外出するのが怖い方 オンライン診療では基本的に保険適用で薬物療法・非薬物療法両方での治療が可能です。詳細はクリニックに確認しましょう。 ※ オンライン診療では初診から麻薬や向精神薬(抗不安薬・抗うつ剤・睡眠薬の一部など)を処方することはできません。 ※ 次の場合は対面診療をお勧めする場合があります。 ・自傷・他害のおそれが強くある場合・身体疾患が強く出ている場合・重度の症状の場合 オンライン診療について オンライン診療とは? スマートフォンやタブレット、パソコンなどを使って、自宅等にいながら医師の診察や薬の処方を受けることができる診療です(厚生労働省)。 オンラインだと診療の質が落ちるのでは? 実は、約9割の医師が、オンライン診療を取り入れることによって、患者に提供する医療全体の質は「良くなる」「どちらかといえば良くなる」「変わらない」と回答しています。 株式会社メドレー「オンライン診療の実態調査」より オンライン診療ならWeMeetがおすすめ! WeMeetの特徴 ① えらべる診療医師によるオンライン/対面診療の他、心理士によるオンラインカウンセリングがございます。体調や状況に合わせて選択していただけます。 ② ムリなく継続1分で簡単にWEB予約ができるので、24時間いつでもご予約・日程変更が可能です。お財布にやさしい保険診療で、無理なく継続できます。 WeMeetでのオンライン診療の流れ WeMeetでのオンライン診療の流れをご説明します。 日程を選びネットで予約 問診票の記入 医師によるオンライン診療 クレジットカードで簡単決済 お薬の受け取り(最短翌日) \アプリDL不要・1分で予約/ ウィーミートで保険診療を予約する 本記事のまとめ 限局性恐怖症は、特定の対象や状況に対して強い恐怖を感じ、日常生活に支障をきたす不安症の一種です。本記事では先端恐怖症を例に、症状や診断基準、効果的な治療法について解説しました。 オンライン診療は、通院の負担や周囲の目を気にせず治療を受けられる選択肢として注目されています。WeMeetでは保険適用でのオンライン診療が可能で、自宅にいながら医師による適切な診断・治療を受けることができます。恐怖症による回避行動で外出が困難な方にとっても、治療の第一歩を踏み出しやすい環境が整っています。 限局性恐怖症は適切な治療で改善できる疾患です。症状でお悩みの方は、ぜひ医師への相談を検討してみてください。本記事が少しでも皆さまのお役に立てれば幸いです。 アプリのDL不要 1分で予約 夜間診察あり 診療(ビデオ通話)、お薬の服薬指導と受取が お財布に優しい保険診療で受けられます。LINE登録はこちら ウィーミート院長ベトリッジ クリス先生精神科医 心療内科・精神科のコラム