適応障害(症状・治療・オンライン診療) ウィーミート院長ベトリッジ クリス先生精神科医 更新日 2025/05/18 適応障害の診察予約〜お薬の処方がオンライン完結で可能なクリニックWeMeet(ウィーミート)。保険適用・24時間簡単予約・最短当日診療。本記事で紹介する症状でお悩みの方に、適応障害の治療法・オンライン診療についてご紹介します。 目次適応障害とは適応障害の症状適応障害の予防・対処法適応障害の治療適応障害のオンライン診療オンライン診療について \アプリDL不要・1分で予約/ ウィーミートで保険診療を予約する 適応障害とは 適応障害とは 適応障害は、ある特定の状況や出来事がストレスとなり、気分の落ち込み、やる気の低下、不眠などの症状が生じて日常生活に支障をきたしている状態を指します。 「ある特定の状況や出来事」は仕事・転勤・配置転換・就職・退職・恋愛・結婚・離婚・家庭・人間関係・学校・進学・病気・引っ越しなど人によって様々です。 適応障害とうつ病の違い 適応障害とうつ病では基本的な治療方針が異なるため、しっかりと区別することが重要です。 「適応障害はうつ病の手前」と表現されることもありますが、正確には別の診断名であり、それぞれに特徴があります。 適応障害の症状が長引いたり、ストレスが改善してもその後も気分の波を長期にわたって繰り返す場合、うつ病の診断がつくことがあります。 適応障害とうつ病の具体的な違いは以下の点ですが、人によって特徴の現れ方が異なるので詳しくは医師の診断を仰ぎましょう。 適応障害 ストレスの原因が直近で明確に存在する 落ち込み、不安、イライラがストレスに直接関連する ストレスが除去されると症状は回復する傾向にある うつ病 ストレスが明確でなく、積み重なっていることもある ストレスが除去されてもすぐに回復しないことが多い 環境や場面に関係なく抑うつ状態が続き、元々興味があったことに対しても関心がなくなったり、やる気が消失することが多い 適応障害の症状 身体的症状 不眠または過眠、中途覚醒 食欲低下または過食 動悸(胸がドキドキする) 吐き気 めまい ふるえ 頭痛 倦怠感 精神的症状 抑うつ状態(気分が落ち込む) イライラ、怒り 不安感が強まる 意欲低下 集中力低下(頭が働かない) 涙もろくなる 適応障害の予防・対処法 十分な休息を取る 抑うつ状態や睡眠の問題に効果的なのが休むことです。 ストレスの原因が仕事や学校の場合は、会社・学校を休んでしっかりと療養することが重要です。1日〜数日間の休息で症状が改善することがあります。 ただし、休んでいる期間に症状が悪化したり、改善が見られない場合は医療機関の受診を検討してください。 仕事の取り組み方を変える ストレスの原因が仕事にある場合は、時間の使い方を変えたり、可能な範囲でペースを緩めたり、人間関係を変えたりとできることから始めましょう。状況に応じて、職場の上司や人事と相談をしてみるのも良いかもしれません。 場合によっては異動や転職を検討することも選択肢の一つです。 気持ちの整理・ストレスの管理 ストレスを減らすことを考えましょう。自分の考えや気持ちを紙に書き出して整理することも一つの手段です。整理する中でストレスの原因が思い当たるかもしれません。 医療機関を受診する ここまでセルフケアについて説明しましたが、適応障害が疑われる状態ではすでに身体的・精神的な症状が見られることが多く、放置するとうつ病など他の精神疾患に発展するリスクがあります。 特に、ストレスの原因が明確で、ストレスの始まりから3ヶ月以内に症状が現れている場合は適応障害の可能性が高いといえます。 適応障害の治療の基本は「早期にストレスの原因を取り除くこと」です。原因が仕事や学校にある際には休養が必要なことも多く、疑わしい場合は医師への相談するのがよいでしょう。 適応障害の治療 繰り返しですが、適応障害の治療の方針は「早期にストレスの原因を取り除くこと」です。薬物療法によって症状を和らげながら、原因となるストレスから離れるなど環境を整えることが基本的な治療となります。 薬物療法 抗うつ薬 抗うつ薬は、脳内の神経伝達物質(セロトニン、ノルアドレナリン、ドーパミン)を増加・調節するお薬で、抑うつ気分、意欲低下、興味の喪失などの改善に効果があります。 SSRI(選択的セロトニン再取り込み阻害薬)・SNRI(セロトニン・ノルアドレナリン再取り込み阻害薬)・NaSSA(ノルアドレナリン作動性・特異的セロトニン作動薬)・三環系・四環系などの種類があり、症状に応じて処方が決まります。 抗うつ薬は依存性や耐性は極めて低く、長期的な治療にも適しています。うつ病だけでなく、不安障害など幅広い精神疾患の治療にも用いられます。ただし、副作用には個人差があり、吐き気や眠気、性機能の低下などがみられることもあります。 ただし、適応障害での抑うつ・意欲低下の治療はうつ病とは異なります。基本方針はストレスの除去であり、これをせずにむやみに抗うつ薬を開始しても、ストレス源自体が除去できていないため症状の改善が見込めず、かえって回復に時間がかかることもあります。 抗不安薬 抗不安薬は、不安や緊張を和らげるお薬です。催眠、筋弛緩などの作用も持ち、震えなどの身体的症状にも効果があります。また、作用時間によって短時間型〜超長時間型の分類があります。これらの作用の種類・時間・強さによって適切なお薬が処方されます。 ただし、抗不安薬は依存性や耐性のリスクがあるため、他のお薬や非薬物療法と併用して一時的に症状を和らげる目的で使われる傾向にあります。 睡眠薬 睡眠薬は、不眠・中途覚醒・早朝覚醒に効果があるお薬です。大きく自然な眠気を促すものと脳の機能を低下させるものがあり、作用時間によっても分類されます。 適応障害の治療では、睡眠の症状を改善するために一時的に用いられることがあります。 非薬物療法 環境調整 ストレスの原因となっている環境を変える治療法です。配置転換、業務内容の変更、休職、休学、恋人との関係解消など、ストレスの要因を遠ざける・変えることを目指します。 認知行動療法 認知行動療法(CBT)とは、認知(物事の考え方や受け取り方)の偏りに気づき、現実的な捉え方に再構成し、問題解決を手助けすることによって症状を改善するための方法です。 ストレスの原因から離れることが難しい場合やストレスを自身で乗り越えたい場合、認知行動療法を通じて自分の内面を整え、ストレスに負けない心の柔軟性を育てることで症状の緩和をはかることもあります。 適応障害のオンライン診療 適応障害はオンライン診療で治療が可能です。WeMeetでも症状に対応しています。 特に次のような方にとって選択肢の一つとなります。 ・病院でうまく話せるか不安な方・通院時間や予約を取るのが難しい方・周囲の人に通院を知られたくない方・外出する気力の出ない方 オンライン診療では基本的に保険適用での治療が可能です。詳細はクリニックに確認しましょう。 ※ オンライン診療では初診から麻薬や向精神薬(抗不安薬・抗うつ薬・睡眠薬の一部など)を処方することはできません。 ※ 次の場合は対面診療をお勧めする場合があります。 ・自傷・他害のおそれが強くある場合・身体疾患が強く出ている場合・重度の症状の場合 オンライン診療について オンライン診療とは? スマートフォンやタブレット、パソコンなどを使って、自宅等にいながら医師の診察や薬の処方を受けることができる診療です(厚生労働省)。 オンラインだと診療の質が落ちるのでは? 実は、約9割の医師が、オンライン診療を取り入れることによって、患者に提供する医療全体の質は「良くなる」「どちらかといえば良くなる」「変わらない」と回答しています。 株式会社メドレー「オンライン診療の実態調査」より オンライン診療ならWeMeetがおすすめ! WeMeetの特徴 ① えらべる診療医師によるオンライン/対面診療の他、心理士によるオンラインカウンセリングがございます。体調や状況に合わせて選択していただけます。 ② ムリなく継続1分で簡単にWEB予約ができるので、24時間いつでもご予約・日程変更が可能です。お財布にやさしい保険診療で、無理なく継続できます。 WeMeetでのオンライン診療の流れ WeMeetでのオンライン診療の流れをご説明します。 日程を選びネットで予約 問診票の記入 医師によるオンライン診療 クレジットカードで簡単決済 お薬の受け取り(最短翌日) \アプリDL不要・1分で予約/ ウィーミートで保険診療を予約する WeMeetで対応可能な疾患・症状 うつ病 双極性障害(躁うつ病) 適応障害 睡眠障害 摂食障害 PTSD(心的外傷後ストレス障害) パニック障害 強迫性障害 社交不安障害(SAD) 全般性不安障害(GAD) 自律神経失調症 ADHD アプリのDL不要 1分で予約 夜間診察あり 診療(ビデオ通話)、お薬の服薬指導と受取が お財布に優しい保険診療で受けられます。LINE登録はこちら ウィーミート院長ベトリッジ クリス先生精神科医 心療内科・精神科のコラム