PTSD[心的外傷後ストレス障害](症状・治療・オンライン診療) ウィーミート院長ベトリッジ クリス先生精神科医 更新日 2025/05/18 PTSDの診察予約〜お薬の処方がオンライン完結で可能なクリニックWeMeet(ウィーミート)。保険適用・24時間簡単予約・最短当日診療。本記事で紹介する症状でお悩みの方に、PTSDの治療法・オンライン診療についてご紹介します。 目次PTSDとはPTSDの症状PTSDの予防・対処法PTSDの治療PTSDのオンライン診療オンライン診療について \アプリDL不要・1分で予約/ ウィーミートで保険診療を予約する PTSDとは PTSD(心的外傷後ストレス障害)は、生死に関わるような強い衝撃の出来事(トラウマ体験)を経験し、自分の思いとは関係なくその体験がよみがえったり、悪夢を見たりすることなどが長期間続く病気です。 また、回避症状、認知・気分に対する影響、覚醒度と反応性の著しい変化の症状が生じ、日常生活に支障をきたすことがあります。 複雑性PTSDとは 2022年に国際疾病分類第11回改訂版(ICD–11)で新たに複雑性PTSD(C-PTSD)という精神疾患が認められました。複雑性PTSDでは、通常のPTSDの症状に加えて感情調整の困難、否定的な自己概念、対人関係の問題などの「自己組織化の障害」に関する症状を特徴とします。 PTSDの症状 侵入症状 トラウマ体験の記憶が突然思い出される トラウマ体験がフラッシュバックする 同様の体験を繰り返す悪夢 関連する刺激(音、光景など)に対する強い心身反応 動悸や発汗などの身体症状を伴う 回避症状 トラウマを想起させる状況や場所の回避 関連する思考や感情の回避 記憶を呼び起こす人物や会話の回避 認知・気分に対する影響 否定的思考パターンの増加 興味・関心の喪失 周囲との疎外感や孤立感 肯定的感情(喜び、愛情)の欠如 出来事の重要部分を思い出せない(解離性健忘) 自責感や罪悪感 覚醒度と反応性の著しい変化 持続的な緊張状態 過度の警戒心 睡眠障害 刺激への過剰反応 イライラ、怒りっぽさ 衝動的な行動 自己破壊的行動 PTSDで病院に行く基準 過去に強い衝撃の出来事(トラウマ体験)を経験し、現在上に挙げたような症状が見られる方は医療機関の受診をおすすめします。 過去の体験があっても、現在の症状と結び付けて考えることが難しいこともあります。その場合は、日常生活に支障が生じている場合を受診の目安としてください。 PTSDになりうる出来事は他人に相談しづらく、一人で抱え込んでしまう方も少なくありません。無理のない範囲で問題ないので、医師に相談してみてください。 PTSDの治療 薬物療法 抗うつ剤 抗うつ剤は、脳内の神経伝達物質(セロトニン、ノルアドレナリン、ドーパミン)を増加・調節するお薬で、抑うつ気分、意欲低下、興味の喪失などの改善に効果があります。 SSRI(選択的セロトニン再取り込み阻害薬)・SNRI(セロトニン・ノルアドレナリン再取り込み阻害薬)・NaSSA(ノルアドレナリン作動性・特異的セロトニン作動薬)・三環系・四環系などの種類があり、症状に応じて処方が決まります。 抗うつ剤は抗不安薬などに比べると副作用が弱い傾向が見られます。耐性・依存性の問題も低いため、うつ病だけでなく不安に関する様々な精神疾患の治療に使われています。 後に紹介する曝露療法(非薬物療法)と合わせて、PTSD治療に効果的な治療といえます。 抗不安薬(精神安定剤) 抗不安薬(精神安定剤)は、不安や緊張を和らげるお薬です。催眠、筋弛緩などの作用も持ち、震えなどの身体的症状にも効果があります。また、作用時間によって短時間型〜超長時間型の分類があります。これらの作用の種類・時間・強さによって適切なお薬が処方されます。 ただし、抗不安薬は依存性が高く耐性がつきやすいため、他のお薬や非薬物療法とともに一時的に症状を和らげる目的で使われる傾向にあります。 PTSDの治療では、不安や緊張の症状が強い場合に一時的に用いられることが多いです。 非薬物療法 PTSDの非薬物療法では、心理教育、認知行動療法(曝露療法や認知処理療法)、EDMR(電気検出磁気共鳴)法などが挙げられます。 心理教育 心理教育は、病気について症状や治療方法の正しい知識を患者さんに伝えることを指します。 患者さんがPTSDについて深い理解をすることで、診断や治療が適切に行われます。 認知行動療法 認知行動療法(CBT)とは、認知(物事の考え方や受け取り方)の偏りに気づき、現実的な捉え方に再構成し、問題解決を手助けすることによって症状を改善するための方法です。 例えば曝露療法では、医師や心理士が患者さんに対して、過去のトラウマと関連する状況に自分が身を置いている様子を想像するように指示し、徐々に慣れていきます。 PTSDのオンライン診療 PTSDはオンライン診療で治療が可能です。WeMeetでも症状に対応しています。 ただし、オフラインでの曝露療法が必要な場合は対面診療がおすすめされることがあります。 特に次のような方にとって選択肢の一つとなります。 ・病院でうまく話せるか不安な方・通院時間や予約を取るのが難しい方・周囲の人に通院を知られたくない方・回避症状で外出するのが怖い方 オンライン診療では基本的に保険適用で薬物療法・非薬物療法両方での治療が可能です。詳細はクリニックに確認しましょう。 ※ オンライン診療では初診から麻薬や向精神薬(抗不安薬・抗うつ剤・睡眠薬の一部など)を処方することはできません。 ※ 次の場合は対面診療をお勧めする場合があります。 ・自傷・他害のおそれが強くある場合・身体疾患が強く出ている場合・重度の症状の場合 オンライン診療について オンライン診療とは? スマートフォンやタブレット、パソコンなどを使って、自宅等にいながら医師の診察や薬の処方を受けることができる診療です(厚生労働省)。 オンラインだと診療の質が落ちるのでは? 実は、約9割の医師が、オンライン診療を取り入れることによって、患者に提供する医療全体の質は「良くなる」「どちらかといえば良くなる」「変わらない」と回答しています。 株式会社メドレー「オンライン診療の実態調査」より オンライン診療ならWeMeetがおすすめ! WeMeetの特徴 ① えらべる診療医師によるオンライン/対面診療の他、心理士によるオンラインカウンセリングがございます。体調や状況に合わせて選択していただけます。 ② ムリなく継続1分で簡単にWEB予約ができるので、24時間いつでもご予約・日程変更が可能です。お財布にやさしい保険診療で、無理なく継続できます。 WeMeetでのオンライン診療の流れ WeMeetでのオンライン診療の流れをご説明します。 日程を選びネットで予約 問診票の記入 医師によるオンライン診療 クレジットカードで簡単決済 お薬の受け取り(最短翌日) \アプリDL不要・1分で予約/ ウィーミートで保険診療を予約する WeMeetで対応可能な疾患・症状 うつ病 双極性障害(躁うつ病) 適応障害 睡眠障害 摂食障害 PTSD(心的外傷後ストレス障害) パニック障害 強迫性障害 社交不安障害(SAD) 全般性不安障害(GAD) 自律神経失調症 ADHD アプリのDL不要 1分で予約 夜間診察あり 診療(ビデオ通話)、お薬の服薬指導と受取が お財布に優しい保険診療で受けられます。LINE登録はこちら ウィーミート院長ベトリッジ クリス先生精神科医 心療内科・精神科のコラム