自律神経失調症(症状・治療・オンライン診療) ウィーミート院長ベトリッジ クリス先生精神科医 更新日 2025/05/18 自律神経失調症の診察予約〜お薬の処方がオンライン完結で可能なクリニックWeMeet(ウィーミート)。保険適用・24時間簡単予約・最短当日診療。本記事で紹介する症状でお悩みの方に、自律神経失調症の治療法・オンライン診療についてご紹介します。 目次自律神経失調症とは自律神経失調症の症状自律神経失調症の原因自律神経失調症の予防・対処法自律神経失調症の治療自律神経失調症のオンライン診療オンライン診療について \アプリDL不要・1分で予約/ ウィーミートで保険診療を予約する 自律神経失調症とは 自律神経失調症は特定の疾患名ではありません。自律神経の不調により引き起こされる身体的症状・精神的症状の通称です。 うつ病の症状の1つとして発症することも、原因のわからないストレス由来の身体的疾患を指すこともあります。 自律神経失調症の症状 身体的な症状 動悸 ほてり 発汗 めまい 頭痛、頭重 吐き気 便秘、下痢 倦怠感、疲労感 手足のしびれ 食欲不振 肩こり 筋肉痛 不眠 精神的な症状 抑うつ気分、気分が落ち込む 不安、恐怖心 イライラ やる気が出ない 集中力低下 自律神経失調症の原因 自律神経とは 自律神経とは、循環、呼吸、体温調節、消化、分泌などの活動を支配するシステムで、無意識に(自律的に)働き続けていることが特徴です。 自律神経には交感神経と副交感神経の2種類があります。交感神経はアクセル、副交感神経はブレーキのような役割を果たします。 例えば、寒い時には交感神経が強く働きますが、暑くなってくると副交感神経が強く(優位に)なります。自律神経は、このやりとり(フィードバック)を通じて身体のバランスを保っています。 ストレスや身体疾患によって自律神経のバランスが崩れることが原因 自律神経は、生活習慣の乱れやストレス、身体疾患など様々な原因によってバランスが崩れます。 自律神経失調症とは、様々な原因によって自律神経のバランスが崩れることが原因で生じる症状です。 本来は内臓の異常を指す 自律神経は先述の通り循環、呼吸、体温調節、消化、分泌など、身体のさまざまな機能を無意識にコントロールしており、全身の臓器と密接に繋がっています。 したがって、自律神経の働きが乱れると様々な内臓の異常が生じ、上に挙げたような様々な身体的症状(動悸・発汗・めまい・胃痛・腹痛など)が見られます。症状の現れ方によっては、これらの症状が一定のパターンを持って現れる場合には、「偏頭痛」や「過敏性腸症候群」など、特定の疾患として診断されることもあります。 逆に、倦怠感など特定の器官の異常の現れにならない症状(不定愁訴)も自律神経失調症の症状といえます。 精神的症状について また、気分や感情は自律神経系と強く関連を持ちます。自律神経が乱れて上に説明した精神的症状が見られることもあります。 自律神経失調症の予防・対処法 生活習慣(食事・睡眠・運動習慣)を整える 夜更かしは自律神経の乱れを引き起こす代表的な原因の一つです。 規則正しい生活は自律神経・ホルモン分泌のバランスを整えます。なるべく決まった時間に食事を摂り、睡眠不足や夜更かしをできる限りやめるよう心がけましょう。 また、軽い運動を取り入れることはホルモン分泌や睡眠の観点から重要です。 日光を浴びる 起床後すぐに朝日を浴びることで脳内でセロトニンが分泌され、気分が明るくなる効果があります。 また、睡眠を司るメラトニンの分泌にも影響を与えて体内時計がリセットされます。 気持ちの整理・ストレスの管理 ストレスは自律神経の乱れを引き起こす代表的な原因の一つです。 症状の原因となっているストレスの原因が考えられる場合は、ストレスを減らすことを考えましょう。 自分の考えや気持ちを紙に書き出して整理することも一つの手段です。整理する中でストレスの原因が思い当たるかもしれません。 思い切ってしっかり休む・寝る 抑うつ状態や睡眠の問題に効果的なのが休むことです。 ストレスに起因して自律神経の不調が見られ、その原因が仕事や学校の場合は、会社・学校を休んでしっかりと療養することも選択肢です。 ただし、休んでいる期間に症状が悪化したり、改善が見られない場合は医療機関の受診を検討してください。 医療機関を受診する それでも状況が変わらない場合や、症状が日常生活に支障をきたしている場合は心療内科・精神科の受診を検討しましょう。 心療内科・精神科の初診について【流れ・話すこと・聞かれることを解説】 自律神経失調症の治療 このほかに、主軸となる身体疾患が見られる場合はその治療を行います。 薬物療法 抗不安薬 抗不安薬は、不安や緊張を和らげるお薬です。催眠、筋弛緩などの作用も持ち、震えなどの身体的症状にも効果があります。また、作用時間によって短時間型〜超長時間型の分類があります。これらの作用の種類・時間・強さによって適切なお薬が処方されます。 ただし、抗不安薬は依存性や耐性のリスクがあるため、他のお薬や非薬物療法と併用して一時的に症状を和らげる目的で使われる傾向にあります。 睡眠薬 睡眠薬は、入眠困難・中途覚醒・早朝覚醒に効果があるお薬です。大きく自然な眠気を促すものと脳の機能を低下させるものがあり、作用時間によっても分類されます。 自律神経の乱れによる睡眠の症状を和らげるために一時的に用いられることが多いです。 抗うつ薬 抗うつ薬は、脳内の神経伝達物質(セロトニン、ノルアドレナリン、ドーパミン)を増加・調節するお薬で、抑うつ気分、意欲低下、興味の喪失などの改善に効果があります。 SSRI(選択的セロトニン再取り込み阻害薬)・SNRI(セロトニン・ノルアドレナリン再取り込み阻害薬)・NaSSA(ノルアドレナリン作動性・特異的セロトニン作動薬)・三環系・四環系などの種類があり、症状に応じて処方が決まります。 抗うつ薬は依存性や耐性は極めて低く、長期的な治療にも適しています。うつ病だけでなく、不安障害など幅広い精神疾患の治療にも用いられます。ただし、副作用には個人差があり、吐き気や眠気、性機能の低下などがみられることもあります。 自律神経の不調があり、気分の落ち込みや不安感などの症状が強い場合に用いられます。 非薬物療法 まずは生活リズムを整えること、アルコールやカフェインの摂取習慣を見直すこと、原因となるストレスを取り除くことを目指します。 認知行動療法(CBT)を通じて、認知(物事の考え方や受け取り方)の偏りを修正し、問題解決を手助けする手法が取られることもあります。 自律神経失調症のオンライン診療 自律神経失調症はオンライン診療で治療が可能です。WeMeetでも症状に対応しています。 特に次のような方にとって選択肢の一つとなります。 ・病院でうまく話せるか不安な方・通院時間や予約を取るのが難しい方・周囲の人に通院を知られたくない方 オンライン診療では基本的に保険適用での治療が可能です。詳細はクリニックに確認しましょう。 ※ オンライン診療では初診から麻薬や向精神薬(抗不安薬・抗うつ薬・睡眠薬の一部など)を処方することはできません。 ※ 次の場合は対面診療をお勧めする場合があります。 ・自傷・他害のおそれが強くある場合・身体疾患が強く出ている場合・重度の症状の場合 オンライン診療について オンライン診療とは? スマートフォンやタブレット、パソコンなどを使って、自宅等にいながら医師の診察や薬の処方を受けることができる診療です(厚生労働省)。 オンラインだと診療の質が落ちるのでは? 実は、約9割の医師が、オンライン診療を取り入れることによって、患者に提供する医療全体の質は「良くなる」「どちらかといえば良くなる」「変わらない」と回答しています。 株式会社メドレー「オンライン診療の実態調査」より オンライン診療ならWeMeetがおすすめ! WeMeetの特徴 ① えらべる診療医師によるオンライン/対面診療の他、心理士によるオンラインカウンセリングがございます。体調や状況に合わせて選択していただけます。 ② ムリなく継続1分で簡単にWEB予約ができるので、24時間いつでもご予約・日程変更が可能です。お財布にやさしい保険診療で、無理なく継続できます。 WeMeetでのオンライン診療の流れ WeMeetでのオンライン診療の流れをご説明します。 日程を選びネットで予約 問診票の記入 医師によるオンライン診療 クレジットカードで簡単決済 お薬の受け取り(最短翌日) \アプリDL不要・1分で予約/ ウィーミートで保険診療を予約する WeMeetで対応可能な疾患・症状 うつ病 双極性障害(躁うつ病) 適応障害 睡眠障害 摂食障害 PTSD(心的外傷後ストレス障害) パニック障害 強迫性障害 社交不安障害(SAD) 全般性不安障害(GAD) 自律神経失調症 ADHD アプリのDL不要 1分で予約 夜間診察あり 診療(ビデオ通話)、お薬の服薬指導と受取が お財布に優しい保険診療で受けられます。LINE登録はこちら ウィーミート院長ベトリッジ クリス先生精神科医 心療内科・精神科のコラム