双極性障害[躁うつ病](症状・治療・オンライン診療) ウィーミート院長ベトリッジ クリス先生精神科医 更新日 2025/05/18 双極性障害の診察予約〜お薬の処方がオンライン完結で可能なクリニックWeMeet(ウィーミート)。保険適用・24時間簡単予約・最短当日診療。本記事で紹介する症状でお悩みの方に、双極性障害の治療法・オンライン診療についてご紹介します。 目次双極性障害(躁うつ病)とは双極性障害(躁うつ病)の症状双極性障害(躁うつ病)の原因双極性障害(躁うつ病)とうつ病の違い双極性障害(躁うつ病)の予防・対処法双極性障害(躁うつ病)の治療双極性障害(躁うつ病)のオンライン診療オンライン診療について \アプリDL不要・1分で予約/ ウィーミートで保険診療を予約する 双極性障害(躁うつ病)とは 双極性障害(躁うつ病)は、気分が高揚する「躁状態」と気分が落ち込む「うつ状態」を繰り返す疾患です。ただし、躁でもうつでもない落ち着いた気分の状態や、躁とうつが入り混じったような状態を認めることもあります。また、躁状態とうつ状態が混在している状態もあります。 20〜30代に発症することが多く、約500人に1人の割合で発症すると言われています。 双極性障害にはI型とⅡ型があり、I型の躁状態では激しい症状が見られます。一方、Ⅱ型の躁状態(軽躁状態)では日常生活への影響が小さく、本人の自覚が難しいこともあります。 双極性障害(躁うつ病)の症状 躁状態の症状 睡眠パターンの変化 睡眠時間が大幅に減少しても活動的に過ごせる 思考・言動の変化 会話が止まらない アイデアが次々と浮かぶが完遂できない 注意散漫で関心対象が絶えず変化する 自己認識の歪み 根拠のない自信過剰 病状に対する認識欠如 自身を最高の精神状態にあると誤認 衝動的行動 浪費行動(買い物、ギャンブル) 危険な性行動 無謀なビジネス判断 対人関係・社会関係の問題 見知らぬ人への過度な接触 せっかち・おせっかいな態度 怒りっぽくなる 精神症状 幻覚妄想 被害妄想的思考 うつ状態の症状 気分の著しい落ち込み 興味・喜びの喪失 食欲の低下 不眠 疲れやすさ 集中力の低下 自己価値感の喪失 躁状態とうつ状態の繰り返し 躁状態とうつ状態を繰り返す うつ状態では躁状態時の行動への自己嫌悪も加わることがある 再発周期が短くなることがある 双極性障害(躁うつ病)の原因 双極性障害の原因ははっきりとわかっていませんが、神経伝達物質のバランスが崩れ、ノルアドレナリンやセロトニンなどの神経伝達物質の調整に異常が生じることが直接的な原因と考えられています。 背景として、遺伝的要因の可能性、大きなストレスを感じる出来事が引き金になるという可能性も考えられています。 双極性障害(躁うつ病)とうつ病の違い 多くの患者さんは躁状態の自覚がなくうつ状態で症状を認識するため、うつ病と双極性障害を混同したり、自分がうつ病であると考えることがあります。 しかし、双極性障害は、躁状態とうつ状態を交互に繰り返す点で、うつ症状のみが見られるうつ病とは全く異なります。 双極性障害に使うお薬はうつ病のお薬とは別です。双極性障害の患者さんがうつ病の治療薬を服用すると、逆に躁状態に転じて病状が悪化することもあるので正しい診断が重要です。 双極性障害(躁うつ病)の対処法・病院に行く基準 気分の波や上下は誰にでもあるものですが、上に挙げた症状で日常に支障をきたしている場合や周囲に勧められた場合は、抵抗があっても医療機関を受診することが重要です。 特に、躁状態では「調子が良い」という感覚で本人に病気の自覚が生じづらく、自分が躁状態とうつ状態を繰り返しているという認識を持つことが難しいかもしれません。 これらの知識を踏まえて自分のことを見つめ直し、少しでも可能性があると思ったらハードルを感じず心療内科や精神科の初診に行ってみてください。 また、周囲の人のサポートも重要です。 双極性障害(躁うつ病)の治療 薬物療法 気分安定薬(炭酸リチウムなど) 双極性障害の薬物治療の基本となるお薬で、気分の安定、躁状態とうつ状態の治療や予防に効果があります。長期で継続して服用し続けることが重要です。 抗精神病薬 気分安定薬と併用することがあります。 抗精神病薬は、統合失調症の治療薬として開発されたお薬です。神経伝達物質であるドーパミンの分泌・伝達・働きに作用し、躁状態を抑える効果などがあります。 その他のお薬 睡眠の症状が見られる場合は睡眠薬の処方があります。オレキシン受容体拮抗薬、メラトニン受容体作動薬が多く用いられます。 抗うつ剤は、躁転のリスクが高いと指摘されており処方に注意が必要です。 非薬物療法 心理教育 心理教育は、病気について症状や治療方法の正しい知識を患者さんに伝えることを指します。 患者さんが躁うつ病(特に躁状態)について深い理解をすることで、診断や治療が適切に行われます。 認知行動療法 認知行動療法(CBT)を通じて、認知(物事の考え方や受け取り方)の偏りを修正し、問題解決を手助けする手法が取られることもあります。 躁状態やうつ状態の思考の方法を理解し修正することの支援をします。 対人関係・社会リズム療法 対人関係・社会リズム療法は、患者の日常生活リズムの安定化と対人関係の改善を促すことで症状の再発予防に効果を発揮します。 双極性障害(躁うつ病)のオンライン診療 双極性障害はオンライン診療で治療が可能です。WeMeetでも症状に対応しています。 特に次のような方にとって選択肢の一つとなります。 ・病院でうまく話せるか不安な方・通院時間や予約を取るのが難しい方・周囲の人に通院を知られたくない方・広場恐怖で外出するのが怖い方 オンライン診療では基本的に保険適用で薬物療法・非薬物療法両方での治療が可能です。詳細はクリニックに確認しましょう。 ※ オンライン診療では初診から麻薬や向精神薬(抗不安薬・抗うつ剤・睡眠薬の一部など)を処方することはできません。 ※ 次の場合は対面診療をお勧めする場合があります。 ・自傷・他害のおそれが強くある場合・身体疾患が強く出ている場合・重度の症状の場合 オンライン診療について オンライン診療とは? スマートフォンやタブレット、パソコンなどを使って、自宅等にいながら医師の診察や薬の処方を受けることができる診療です(厚生労働省)。 オンラインだと診療の質が落ちるのでは? 実は、約9割の医師が、オンライン診療を取り入れることによって、患者に提供する医療全体の質は「良くなる」「どちらかといえば良くなる」「変わらない」と回答しています。 株式会社メドレー「オンライン診療の実態調査」より オンライン診療ならWeMeetがおすすめ! WeMeetの特徴 ① えらべる診療医師によるオンライン/対面診療の他、心理士によるオンラインカウンセリングがございます。体調や状況に合わせて選択していただけます。 ② ムリなく継続1分で簡単にWEB予約ができるので、24時間いつでもご予約・日程変更が可能です。お財布にやさしい保険診療で、無理なく継続できます。 WeMeetでのオンライン診療の流れ WeMeetでのオンライン診療の流れをご説明します。 日程を選びネットで予約 問診票の記入 医師によるオンライン診療 クレジットカードで簡単決済 お薬の受け取り(最短翌日) \アプリDL不要・1分で予約/ ウィーミートで保険診療を予約する WeMeetで対応可能な疾患・症状 うつ病 双極性障害(躁うつ病) 適応障害 睡眠障害 摂食障害 PTSD(心的外傷後ストレス障害) パニック障害 強迫性障害 社交不安障害(SAD) 全般性不安障害(GAD) 自律神経失調症 ADHD アプリのDL不要 1分で予約 夜間診察あり 診療(ビデオ通話)、お薬の服薬指導と受取が お財布に優しい保険診療で受けられます。LINE登録はこちら ウィーミート院長ベトリッジ クリス先生精神科医 心療内科・精神科のコラム